知恵の和会

メンバー紹介

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会社名・屋号 プロシード法律事務所
代表者 佐藤竜一
専門 プロシード法律事務所は、大阪の西天満において2012年の4月に事務所を開設致しました。佐藤は代表弁護士を務めております。現在、弁護士は4名所属しております。
事務所名のプロシードには、依頼者と一緒に前に進むという意味が込められています。不安を解決し、安心して笑顔で健やかな気持ちになって頂くことが我々の仕事です。
敷居が高く思われがちな弁護士ですが、いつでも気軽に安心して相談できる環境、分かりやすい料金体系、最善な解決提案をご用意しています。
ウェブ会議での相談にも対応しております。地域を問わず、法人、個人を問わず気軽にご相談ください。
当事務所には会社法、独占禁止法、労働法、行政法、相続関係を専門的に取り扱う弁護士が所属しています。
専門性の高い知識を有する弁護士が、依頼者様の要望にお応えできることが我々の強みです。
拠点 大阪、兵庫、京都、奈良、和歌山
実績・資格等 当事務所の代表弁護士佐藤は,長年企業法務に携わってきた経験を生かし,企業様の契約問題,M&A,事業承継,企業再生,債権回収,法的整理等の問題に幅広く対応しております。
また、パートナーの平田弁護士は会社法、金融商品取引法にまつわる法務を多数取り扱ってきました。
岩本弁護士は、通商産業省(現・経済産業省)に勤務していた経験があり、また、一時、公正取引委員会に出向していたことがあります。そのため独占禁止法関連の法律相談に応じることが可能です。
上記の企業法務の他、個人様の法律問題にまつわる遺産分割等の相続問題,離婚問題,交通事故,自己破産・個人再生の問題に経験豊かな弁護士が幅広く対応しております。
ホームページ https://www.proceed-law.jp/
SNS
竜一佐藤

私の趣味

私の趣味は、三つあります。一番目は、読書で特に小説が好きです。朝通勤する電車の中で、少しずつ読んでいきます。読書は、通勤電車のわずかの時間で自分を別世界に連れて行ってくれるので気分転換になります。特に、変わった人物が出てくる作品が好きです。例えば、痴人の愛、蒲団、カラマーゾフの兄弟、月と6ペンス、などはかなりの変人が出てくるので大好きです。

二番目は、街歩きです。特に大阪の街が大好きです。適当な駅で降りて、当てもなくなく歩き出すと、見たことがない世界が広がっています。家がジャングルのように木で覆われていたり、ガラクタにしか見えない品を商品として売っている店があったり、いつも驚きがあります。二、三時間もあれば非日常の世界へ冒険できるのが街歩きの楽しさです。歩き疲れた後半は、小さな居酒屋に入ってビールを飲み、店主と話す。そんな時が至福の気分になります。

最後は、魚釣りです。昨年はルアー釣りを始めましたが、まともな魚は一匹も釣れず、小さなイワシがルアーに引っかかっていたり、エソ(人気がない魚で釣り人は基本リリースします)が釣れたくらいでした。その時は、心が折れかけましたが、元来私は楽観的なので、今はすっかり悔しさを忘れ、今年も挑戦して大きな青物(サゴシ、メジロ)を釣り上げようと意気込んでおります。

今改めて、書いてみると、私は、非日常の世界を求めているのだなと感じました。あと、趣味とは言えませんが、お酒の機会も大好きです。こちらも飲みすぎると非日常の世界に行ってしまうので、確かに志向が一貫しています。

ブログ・お知らせ

【セミナー報告】若手社員との強固な信頼関係を築く!〜知恵の和セミナー~

先日、私たち士業と事業者をつなぐ会「知恵の和」は、豊中商工会議所にて、大変示唆に富むセミナーを開催いたしました。テーマは「若手とのコミュニケーション」です。

講師には、「入り口アドバイザー」としてご活躍の荒井知恵さんに務めてもらいました。

荒井さんは、企業や商工会議所向けの研修をはじめ、ビジネスの「入り口」となる信頼関係構築とコミュニケーションをメインに活動されており、現在は大学でのキャリア指導にも深く携わっています。その豊富な経験から、若手社員の採用や定着に関する企業側の課題と、学生側のリアルな意識の両方を詳細に解説していただきました。

聴講メンバーの一員として、今回のセミナーがいかに刺激的で実用的な内容だったか、皆様にご報告させていただきます!

深刻化する採用・定着の課題と若手の本音

セミナーの冒頭では、まず企業が直面する若手採用と定着の現状が語られました。

若手社員(大卒・専門卒)の約30%が3年以内に離職するというデータは衝撃的です。しかも、新卒一人当たりの採用コストは、大学卒で70万円から100万円にも上るとのことです。これだけのコストと時間をかけて採用しても、すぐに辞められてしまう現状は深刻です。

一方、荒井さんが年間1000人規模の大学生と接する中で見えてきた「若手の就活の軸」も紹介されました。

彼らが求めるのは、「自分を成長させてくれる企業」や「挑戦できる環境」に加え、最近特に多いのが「関西で働ける」といった地域密着型の働き方です。家族や友人と離れたくないという思いが強く、これは地域の中小企業にとって大きなチャンスになり得るという指摘は、目から鱗でした。

しかし、中小企業に対しては、「将来不安定そう」「ブラックではないか不安」「ビジョンが分かりにくい」といったネガティブなイメージも根強くあることも解説されました。

気づきと対話を生む、参加型ワークの威力

今回のセミナーで私が特に参考になったのは、理論だけでなく、具体的な事例説明と参加者とのワーク(演習)が豊富に盛り込まれていた点です。

ワーク1:自社の強みを再確認

最初のワークでは、自社の強みを洗い出し、それが若手にどう響くかをグループで話し合いました。荒井さんからは、自社の真の強みは案外「お客様」が一番知っているため、アンケートなどで尋ねてみることが非常に有効であるというアドバイスをいただきました。

ワーク2:無意識の偏見「アンコンシャス・バイアス」の自覚

セミナー中盤のハイライトは、コミュニケーションの障壁となる「アンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)」についての解説です。

これは自己防衛心 やストレス回避 から生まれるもので、「自分は正しい」という思い込みが原因となります。誰にでもあるものですが、自覚しないと知らず知らずのうちに相手との関係を悪化させ、離職の原因にもなり得ます。

  • ステレオタイプ(決めつけ):出身地や性別、学歴などでイメージを固定化してしまうこと。
  • サンクコスト効果(埋没費用):これまでかけた時間やコストを理由に、間違っていてもやめられないという考え。
  • 自己肯定化:自分の発言や経験を過大評価し、間違いを指摘されるとイライラすること。

参加者同士で「自分にもあったかも」「周りにこういう人がいた」と率直にシェアし合うことで、コミュニケーションの課題が、単なる技術不足ではなく、自己の認知の歪みにあることを強く認識させられました。

若手を定着させるためのコミュニケーション技術

セミナーの後半では、具体的な若手社員への対応方法、特に「承認(ほめる)」と「傾聴(聞く)」、そして「叱り方」の極意が伝授されました。

承認と傾聴:「聞く姿勢」が信頼の土台

荒井さんは、信頼関係にはまず「挨拶」と「傾聴」が基本だと強調されました。特に傾聴については、ただ物理的に「聞こえている(門構えの聞く)」状態ではなく、意識を持って相手の意図や内容を理解しようと「聴く(耳偏の聞く)」姿勢が重要です。

上司が忙しそうにしながら「ちょっと言って」という態度では、部下は話を聞いてもらえたという満足感を得られず、最終的に「報連相ができない部下」ではなく「上司が聞く姿勢がない」のが問題だと指摘されました。

叱り方:「人格」ではなく「行動」に焦点を当てる

パワハラと紙一重となる「叱り方」については、特に注意が必要であると事例と共に解説されました。

最も避けるべきは、「お前はダメだ」というように、個人の存在そのものや信念(アイデンティティ)を否定することです。これは容易に変えられない部分を否定しているため、パワハラと受け取られかねません。

叱る際は、上からではなく、下からピラミッドを辿るように、まず「状況」や「行動」にフォーカスし、なぜそのミスが起こったかを客観的に見つめさせるのが効果的です。

「なぜ締め切りを間違えたのか?」という事実から入り、「では、次はどうすれば解決できるか?」を一緒に考えるアプローチが大切です。

また、若手の「失敗を恐れる」傾向についても触れられ、定着のためには、失敗しても大丈夫だと理解させ、チャレンジと成功体験を積ませるフォローが上司の重要な役割であると教わりました。

次回も期待!明日から使えるヒント満載のセミナー

今回のセミナーは、コミュニケーションの「常識のアップデート」の必要性 や、「若手社員をお客様扱いにして孤立させない」といった、明日から現場で使える具体的な行動指針が満載でした。

「知恵の和」は、今後も事業者の皆様のお役に立てるよう、懇親会や勉強会などを定期的に実施していく予定です。

今回のセミナーで学びが深まった皆様、惜しくも今回ご参加いただけなかった皆様、ぜひ第二弾、そして今後の交流会にもご期待ください!

知恵の和では、士業専門家だけでなく、事業者の皆様には賛助会員(年会費1万円)としてご参加いただき、専門家への初回無料相談や、交流会への優先招待などの特典をご用意しております。皆様のご参加を心よりお待ちしております。